「…大地」 大地がやってきて、隣の席に座る。 なに…してたんだろう? 部活はとっくに終わったし、もう帰ってると思ったのに。 「杉浦、誰待ってんの?」 「あ…爽、哉」 「ふーん」 自分から聞いてきたくせに、機嫌が悪くなった大地。 なんだろう、本当に。