そんなあたしの気持ちを、爽哉は察したのかも。 「ちょっといい?」 爽哉は、あたしを音楽室から連れだした。 手をつながれてて…心臓がドキドキした。 きっと、顔が赤いんだろうなぁ…。 「わ…っ、綺麗!」 「ほんとだな…」 向かった場所は、屋上。 夕焼けが始まってて、すごく綺麗。