わたし、無我夢中で園内を捜し回った。




でも……やっぱりいない。




周りにいる、楽しそうな人達――。




その輪の中で、わたしは1人、取り残された気分。





――寂しい。


助けて……。



不安だけが募る。





ヒトリボッチ。





この言葉が、どうしようもなく怖い。




やっと治りかけていた心の傷が開いてく……。