だって、わたし…――



神崎優音(かんざきゆね)

15歳は……。



――1週間前…



白熱した体育祭終了後の放課後に……。




生まれて初めて恋をした、

同じクラスの、咲坂天人(さきさかたかと)くんに――…





『天人くん…………好きです』





一世一代の告白をして、見事に……――




『……ごめん』




玉砕したばかり……。