翼を失くした天使の羽音

「サラっ……」

真っ先に彼女の名前を呼んだのも、


真っ先に彼女の瞳に映ったのも、



俺じゃない。



高山さんだった。




足が動かなかったんだ。


俺は本当に、サラにふさわしいのか――…


そんな思いが溢れてきて…――



胸騒ぎがした。


そして、それは的中した。