どこかの国の、血塗られた物語。 可憐な王女と、小汚い泥棒が恋をした。 愛し合う二人についてまわるものに幸福などはなく、罵声と皮肉が二人を襲った。 許されぬ愛を抱きつつ、二人はとある日、一本杉で落ち合った。 “わたしはある計画を考えました。これが成功さえすれば、わたしたちの永久の愛は確実でしょう。 けれどこれにはかなりのリスクとわたしへの愛が必要。 あなたには覚悟と愛はあるかしら。” “もちろんさ。君との幸せを手に入れられるならば、誰に憎まれようが構わない。”