あの丘に…

『ねぇ…ノエル………
何で……?
何で嘘なんて言うの?』

『嘘じゃないんだ…。
僕は本当に彼らの仲間で
リルを……
さらうつもりだった…。

リルと城から出たときはリルが生贄にする…
つまり僕がさらうことになっていた姫だなんてことは知らなかった…。
また城に戻って任務を遂行しようかとも思ってた。だからリルが姫だと聞いて…
本当は城から丘なんて遠くないんだ!!
僕はリルをさらおうとしたんだ…嘘をついて…。

でもリルと過ごして…もう止めようって思って…こんなこと止めようって…

ロストさんも分かってくれる人だと思ってた…。

でも……』


『ねぇノエル………
私ね……………』