「なら良かったな!!

倉橋もホントにすぐ治せよ。」

木暮先輩は私の頭に手をポンっと置いて、男バスのコートの方に行った。


《頭…ポンってしてくれた!!》わたしは頭を押さえながら顔を赤くする。


「よかったねぇ〜繭!!」
部長はニヤニヤしながら自分のことのように喜んでくれた。


部長に私の気持ちはバレてるんだ。


「はい!」私は顔を赤くしながら返事をした。


そして、部長と少し話してから体育館を出た。