『先生……、私…先生のことまだ知らない。私も、記憶を失っているから、自分がどんな人間だったかなんて説明できない。でも、今の私を見て、そう思ってくれてるなら本当に嬉しい。もっと、先生のことが知れたらきっと……“司”って呼べると思うの…。だから、もう少し待ってね…!?』 『わかった。』 大きな温かい手で頭を撫でられる。 その後、家まで送ってもらった。 別れ際まで、手を繋いでいた。