白い約束

ごめんなさい…。



すぐに白衣を着た先生も現れて…。



『大丈夫ですか?声、出ますか?』



そう言って、付けていた酸素マスクを外してくれた。



微かに動く、私の唇。



力が入らない。



上手く話せない。



『もう大丈夫だから、安心してください。ここがどこだかわかりますか?』



先生の問いに、ゆっくり頷く。



『この方が誰だかわかりますか?』



先生は母親に手を向けた。



ゆっくり頷く。



次は、文字や数字が書いたパネルを出して私に見せる。



『この文字や数字はわかりますか?』



ゆっくり頷く。