白い約束

『なんで…何も言わへんの…?それって……認めるってことか…!?』



『ちがっ…!違うよ恭亮…!』



『何が違うん…!?救急車の中で譫言言ってたで…!?つかさってあいつやろ…!?』



後頭部を鈍器で殴られたような痛みがはしる。



再び動悸が始まった。



胸を押さえ、息が荒くなる。



苦しい…。



『多希!?』



異変に気付いた恭亮は、すぐにナースコールを鳴らした。