白い約束




クスッと笑って、君は言ったね。



『いや、やっば東京と神戸では違うのかなって。親切なんですね、こっちは。』



素直にそう信じている君がかわいく思えた。



君だから、って言ったら君は、どんな顔するかな。



医者であることを一瞬でも忘れてしまったことは、恥じるべき行為だが、この胸の高鳴りをごまかすのに精一杯だったんだ。