ジワジワと大きな瞳が揺らいでいく。 『無理にとは言わない。君が望めば、このままの生活だって続けられる。でも、何かのきっかけでもし、失った記憶が蘇った時には、必ず僕のところへ来てほしい。きっと何かの手助けが出来ると思うから。』 キョトンとした表情の君。 『東京って、患者にそこまでアフターケアするんですか!?』 『えっ…!?』