白い約束

学校へ着くなり、恭亮は私の腕を引っ張って、誰も居ない視聴覚室へ入った。



『親に言ったんやって…?留学のこと。』



菜穂から聞いたのか…。



肩を持たれ、目が合う。



『なんで俺に言ってくれへんねん!!多希はいつもそうや。勝手に自分で決めて、勝手に自分で終わらせようとする…!』



『私…やっぱりアメリカには行かない。』



『えっ…!?』



肩の手を離し、今度こそ…目を見て。



『私、大学受験するから。』