白い約束

部屋に入るなり、ベットに座らせた。



ハロゲンヒーターを付けて、恭亮の両手を温める。



息を吹きかけ、さすりながら冷たい手を手で覆う。



『多希…。』



少し低めのトーンで話をする。



『こんな大事な時に、風邪ひいたらどうすんのよ。』



なかなか暖かくならない恭亮の手を、ひたすらさする。