──新しい風が私を包む。 新しい光を求めて歩き出す。 闇は見えないところに行ってしまった。 再び現れることはあるだろうか。 私はその時、どんな顔をし、どんな気持ちで居るのだろう。 まだ知らない未知の世界は、蒼く果てない。 私は今、新しい冴嶋多希として歩き始めたばかり……。