白い約束

そういえば、大学の敷地内にも敷地内外にも、一般も出入り可能な図書館がある。



『ごめん。試すようなこと言って。本当は、菜穂から無理やり聞き出した。信じられなかったけど、どうしても逢って伝えなきゃならないことがあったから…。覚えてくれてなくても…、逢って話がしたかった。』



『ごめんなさい…。あなたのことは…本当に覚えてないの…!』



目を背けて、彼から身体を離した。



『俺の手紙を読んだ直後だろ…!?事故に遭ったのは…。』



もう一度彼を見た。



あなた……



何を言ってるの……!?



『俺に逢いに行こうとしたんだろ…!?』



ドクン、ドクンと心臓が身体中で鳴り響く。