白い約束

あ……。



また、あの優しい香り。



この香水…なんて名前なんだろう…?



『多希…。』



やめて……



近くで呼ばないで。



『待たせてごめん…!』



お願い……



入って来ないで…!



『多希…。』



もう一度呼ばれた時、私は顔を上げた。



心では拒んでいるのに……



どうしてこの身体は動かないの……!?



私…彼を知ってる。



『多希…、ずっと逢いたかった。』