白い約束

よくわかんないけど、出たら絶対買おうねって司と話した。



二人で歩く横浜の街は、楽しくって仕方ない。



隣に司が居る。



それが自然で、何も疑わなかった。



もう当たり前だったの。



私の人生に、司は居る。



人ごみの中、司は手を引っ張ってくれる。



その手には、司からの指輪がしっかりと輝いている。



『寒くない?』って聞いてくれて、『大丈夫』って言うたびに優しい笑顔。