白い約束

『じゃあ、許してもらえますか…!?』



司の言葉に、今度は母親が答える。



『夫婦というのは、お互いを支え合うもの。今の多希にはまだ早いわ。考えてごらんなさい。多希は先生に助けてもらってばかりのはずよ。いざという時、多希は先生を支えることは出来る?』



『出来るよ!何だってする…!』



母親は首を横に振る。



『多希?そんな甘いものじゃないのよ。やっと元の身体に戻ったんじゃない。もっと色んなことに挑戦してほしいな、お母さんは。』



顔を上げた。



『でも私は…!やっと見つけたの…。本当に守りたいモノ。彼が、教えてくれたの…。』



『廣瀬先生。』



父親が言う。