白い約束

先に口を開いたのは、父親だった。



『それは…結婚も視野に入っているということですか?』



『はい。今日は、そのお願いに参りました。』



今までに見たことのない、真剣な司の横顔。



真っすぐ前を見据える瞳。



太ももの上にある拳は、微かに震えている。



いつだって私は、司に助けられている。



守られている。



それに司は、全部言葉にして言ってくれる。



伝えてくれる。