白い約束

『よく頑張ったね。もう大丈夫だよ。俺が居るから、安心だろ?』



目にいっぱい涙をためて頷く多希を、もう一度抱きしめた。



抱きついたまま離れない多希を、落ち着くまで抱きしめていた。



『もう少しすれば多希さん、落ち着きますから。』



心配そうに見つめるご両親と藤岡さんに、症状を説明する。



『多希、ゆっくり呼吸して。』



そのまま抱きかかえ、ベットに寝かせる。



『大丈夫。ずっと傍に居るから。離れないから。』



不安を抱かしてはならない。



声をかけながら脈を測り、心臓に耳をあてる。