白い約束

菜穂は涙を抜い、身体を私の方へ向けた。



『先生…だよね!?』



やっぱり知っていたよね。



静かに私は頷いた。



『昨日、多希がここで意識を失いかけた時、譫言のようにずっと呼んでた。“つかさ、つかさ”って。それって先生の名前やんな!?』



あぁ、穴があれば入りたい…。



私、そんなこと言ってたんだ。



『その後、救急車より早く先生が駆けつけてくれはって、応急処置してくれてたよ。』



そうだったんだ…。



司に感謝しなきゃ。