白い約束

『携帯……取って…!?』



『携帯!?』



机の上にある携帯を私に託し、菜穂は部屋から出て行った。



司……、



助けて……!



やっぱりあなたの、声が聞きたい。



『多希…!!』



両親の声と、菜穂の声。



意識が朦朧とし始める。



うまく手が動かない。



仰向けになり、揺さぶられたところまでは覚えていた。