白い約束

改めてそう言われると、正直胸が痛んだ。



歯がゆい自分。



『多希、そんな顔せんといて!?無理しなくていいから。』



優しく私の頭を撫でてくれる。



『ほんまは、思い出してほしい人が居てるけど…。』



『え…!?』



ボソッと言った菜穂の言葉が耳に残る。



『いや、何でもない。』



『どういうこと…!?』



嫌な胸騒ぎがしたけど、口が勝手に菜穂を問い質している。