白い約束

『だから多希…。無理に思い出さなくていいから。いつか…私に恩返しさせて?今度は私が恋のキューピットになってあげる!』



満足げに言う菜穂に、私は微笑んだ。



きっと私…、いい友達を持ってたんだな。



『ありがとう。』



その夜、菜穂は泊まっていった。



彼女が入浴中、こっそり携帯をチェックすると、一件のメール着信。



もちろん司からで、“遅くなる”とのこと。



仕事だったら仕方ない。



菜穂が居るから、そっちの方が都合がいい。



好きな人との会話って、聞かれるの恥ずかしいよね。