白い約束

慌てて指輪と合い鍵を机の引き出しにしまった。



『はい…。』



『多希!?菜穂ちゃんが来てくれてるわよ?神戸の時の。』



母親の声だった。



菜穂ちゃん…!?



あぁ…!見送りに来てくれた子だ。



私を見て、抱きしめて喜んでくれた子。



残念ながら、未だに思い出せないけれど…。



部屋を出てリビングに向かうと、笑顔で待つ菜穂ちゃんが居た。