白い約束

メールのやりとりや、この部屋で過ごしたことも、幻と化してしまうのか。



いずれ、二人の想い出も…俺だけのモノになってしまうのか。



可能性は充分にある…。



その時俺は…多希になんて言ってやれるだろう。



無理だ…。



笑って話すことなんて出来ない…!



苛立つ気持ちと焦る気持ちが交差する。



多希にとって、失われた記憶を取り戻してあげることが…本当の幸せなんだろうか。



あの笑顔…。



俺以外のモノになってしまうのか…。