白い約束

少なくとも事故に遭ってから、1年4カ月経過している。



『彼…もし、多希に逢いに来たとしたら、その時は多希のこと、よろしくお願いします。』



深々と彼女は頭を下げた。



『僕にできることなら…。』



そう言うしかなかった。



彼女と別れたあと、マンションまで帰る途中、多希のことで頭がいっぱいだった。



俺は、事故の後に出逢っている。



わずか1年足らずだ。



彼との仲はよくわからないけど、恋人関係だった…。



やっぱり居るよな…恋人くらい。



誰がほっとくんだよ…あんなカワイイやつ。



……だよな。