『16時から診察なんだ。予約者の。』 ポツリと司は言った。 『私は明日だね。』 私はそう考えると顔がにやけてしまうのに、司は浮かない顔。 『あ〜ぁ、多希だけ診察してたい。』 口を尖らせて言う仕草に、嬉しくなって抱きついた。