「涼……。」 俺の胸に顔を付けながら柚稀が声をだす。 「…ん?」 「ゆず、宝の事大好きだったよ…。」 「…うん。」 「彼氏とかっ…初めてで、毎日……楽しかった…っ!!」 「…うん。」 相槌をうつことしか出来ない自分が情けない。 −−−−俺、真中 涼哉(マナカ リョウヤ)は 一つ年上で 幼なじみの柚稀の事が、好きだ。