誰がやったかなんてすぐわかる
----凛だ。

凛の席をふとみると2、3人の女子に囲まれて、凛が泣いていた。
びっくりした
もしかしたら、『凛は昨日あんなこと言ったけど私の親友なんだ…』と、ふとした期待が生まれた。

--たった数秒ほどの期待だったけど―――

凛の周りにいた女子の1人が私の近づいてきた。
『あの…り、凛は…』

パンッ

何かを叩いた音が響き渡った