でも私はあるとき言ってしまったんだ
   「ちゃんと好きな人を見つけたほうがいいよ」

---本心だった。 でもこれはたくさんの異性と関わることで、凛に傷ついてほしくなかっただけだった。 親友だから

でも凛にはそう思われなかった

『はぁ?なに急に?』
「いやだから・・・」
『わかった。心は凛がモテるからひがんでるんだぁ~』
「ちがうって!」
『今更言い訳? 心ってそんなウザい子だっけ?なーんだ!一緒にいれば凛が目立つから一緒にいたけど~そんな子ならもぉいらなぁい♪』



----耳を疑いたかった

なんで?凛は私の親友じゃなかったの?

「・・・私たち親友じゃなかったの?」
『なわけないじゃん!冗談よしてよねぇ♪ じゃぁねーん』


そうして凛はいなくなった

取り残された私は泣いた
涙が枯れるんじゃないかってくらいに

苦しかった
悲しかった

次の日学校へ行くと 私には地獄しか待っていなかった


「…おはよう」
そう言ってクラスに入ると机にはたくさんの落書き。
落書きなんて言うと可愛いものに思えてくるがそんなものではなかった

 『気持ち悪い』『帰れ』『死ね』『ゴミ』

そんなものばかり
そして1つ気になった落書きに『援交野郎』とあった。



「…?援交?」
思わず口に出してしまった。

『心ちゃんは援交してお金稼いでたんでしょ?』
『純粋な子だと思ってたのにな~』
 私をあざ笑うかのように、皆は笑う