「いっ……て……」

男は床の上でうめいている。


「ほら、出口はあちら。」

残った二人が床に横たわる男を抱えてあなたが指差した方へと駆けていった。


「……ふぅ。並河、大丈夫だったか?」


「あ…大丈夫です。
先生…すごいですね…。」


「ん?ああ、あれか。

まぁ昔、ちょっとな。」

そう言って照れ臭そうに笑うあなた。


「先生、ホントにすごかったよ!!」


「ありがとうな前村。じゃあ本部に戻るか!!」