「では、各クラスの担任を……」


そんな声が聞こえたけど、私は寝たまま。

周りの皆は起き出したみたい。


《う…ん……

そろそろ式終わるかな…》

そんなことを考えて、目を開けようとすると


「いっ!?」

突然、誰かに耳を引っ張られた。


慌てて起きると、


「並河〜お前、寝るなよ。」

苦笑いを浮かべてるあなたがいた。


「え…?先生!?何で!?」


「何で…って…

俺はお前のクラスの担任だ。」


「嘘でしょ!?」

《もしかしたら…私、一生分の運を使い果たしたかもしれない…》