「イケメンかぁ…。椎果に彼氏ができるとは…」

葉月は腕を組んで、うんうんと頷いている。


「ちょ、ちょっと待ってよ!!私まだ返事してないし!!」


「どーせ返事はYESでしょ?」


「いや、まだわからない…」

私が俯くとクラスの子達は

「「「「「はぁぁぁぁ!?」」」」」
と呆れた声を出した。


「ちょっと皆待って!!私が代表で聞く!!」

葉月は皆をなだめて

「ま、まさか断る気なの?イケメン君を!?」

と聞いてきた。