私は深く深呼吸をしてから、問題へと目をやった。






「終わったね〜!!」


「終わったね〜…」

私と葉月はK大を出て電車に乗っていた。

「椎果どうだった?」


「ん〜まぁまぁかな。葉月は?」


「私もまぁまぁ。」


「受かってると良いなぁ〜」


「合格発表一緒に来ようね!!」


「うん!!」


葉月と駅で別れて、家に向かう。


「ただいま〜」


「椎果!!……お疲れさま!!寒かったでしょ?お風呂沸いてるよ!!」


「……うん、入っちゃうね!!」