「あ、晃だけ違うクラスだ…」

配られたクラス表を見て、私はがっかりした。

「本当だ」

本人はそこまで気にしてないらしい。

でも…

「何か、嫌だなぁ…」
「どうして?」

私が言うと晃は首を傾げる。

「だって、晃だけ除け者みたいじゃん」

晃は溜息をついて、私の頬を抓る。

「いひゃい!にゃにしゅんのよ!!」
「あのなぁ、考えすぎだっての」

晃は腰に手を当て、私に言う。

何だかお母さんみたい。