ストロベリー革命

「ふざけんなぁ―――っ!!」

 校内の見回りは半分も終わっていないのに、幽霊を探しに行く事になった。

 直は嫌がっているが、強制的に連行である。

 いつも放課後に来ている花壇は綺麗で見とれてしまうのに、夜来てみると花など見えず、風の音しか聞こえない。

「なーんだ。幽霊いないじゃん。つまんないのー」

「いないなら帰る! もう帰るっ」

「はいはーい。わかったよぅー」

 花壇に来てみたが、噂の幽霊はどこにも見当たらず、二人は寮へ戻る事にした。

 帰ろうとUターンしたその時、後ろの花壇からガサゴソと物音が聞こえてきた。

「きゃっ!! もしかして幽霊っ!?」

 天花は好奇心から物音のする場所へ駆け寄る。

 直は怖すぎてその場から一歩も動けなかった。

「幽霊さーん、遊びましょ…………んっ!? 人? あなたは誰ですか?」

 幽霊がいると思って近づいたのに、今天花の目の前には少年が一人。

“美”のつく少年が。