こうして天花の波乱万丈な編入初日は幕を閉じた。
翌日、天気は晴天。カーテンの隙間からは眩しい光が差している。
窓の外からはチュンチュンと、小鳥の鳴き声が聞こえてくる。
こんな気持ちの良い朝は誰でも目覚めがいいと思いきや、爆睡して起きる様子のない者がここに一人。
「天花っ!! 早く起きないと朝食の時間終わるよ」
直が何回体を揺らしても、天花はビクともしない。
枕は足元の方へいき、布団もベッドの下に落ちているのに、くま吉はしっかりと抱きしめている。
天花の寝相は最悪だ。
「――ぅーん……じいちゃんのオナラ臭ぃ……」
寝言も酷いとしか言いようがない。
「オナラッ!? そんな事はいいから、早く起きて!」
「……臭いのっ!!」
抱きしめていたくま吉を直の顔面に向かって投げつけた。
直は何が起こったのか状況が把握出来ず、ただ呆然と立ちつくす。
「……わ、私先に行くね!」
部屋には天花一人となった。
翌日、天気は晴天。カーテンの隙間からは眩しい光が差している。
窓の外からはチュンチュンと、小鳥の鳴き声が聞こえてくる。
こんな気持ちの良い朝は誰でも目覚めがいいと思いきや、爆睡して起きる様子のない者がここに一人。
「天花っ!! 早く起きないと朝食の時間終わるよ」
直が何回体を揺らしても、天花はビクともしない。
枕は足元の方へいき、布団もベッドの下に落ちているのに、くま吉はしっかりと抱きしめている。
天花の寝相は最悪だ。
「――ぅーん……じいちゃんのオナラ臭ぃ……」
寝言も酷いとしか言いようがない。
「オナラッ!? そんな事はいいから、早く起きて!」
「……臭いのっ!!」
抱きしめていたくま吉を直の顔面に向かって投げつけた。
直は何が起こったのか状況が把握出来ず、ただ呆然と立ちつくす。
「……わ、私先に行くね!」
部屋には天花一人となった。


