ストロベリー革命

 怜華の部屋は隣の隣。今まで行ったことはないが、わりと近い。

 部屋の前まで来ると、天花はコンコンとドアをノックした。

「…………」

 返答がない。

「おっかしいなー。まだ寝てんのかなー?」

 その時、ガチャッとドアが開き、部屋の中から怜華が出て来た。

「あら、土曜日なのに早起きね。何か用?」

「今日暇? 何も用事がないのなら、今から私達の部屋へ来てくれない? ちょっと話があるの」

 直が丁寧なお嬢様言葉で話している横で、天花はウンウンと首を縦に振るばかり。

 少し間があいたが、

「わかったわ」

 と怜華は承諾した。



 そして天花達の部屋に三人集う。

 三人は小さなテーブルを囲むように床に座った。

「話って何かしら?」

 先に話をきり出したのは怜華。

 なんとなく話の内容は想像がついているのか、非常に落ち着いている。

「あのねー、あたしはやっぱり好きな人と結婚したほうがいいと思うんだよね!」