優しいソラ




「私、そろそろ行くね
またね藤平くん
藤平くんは、早く左手治るといいね!」

「サンキュ」

俺の返事を聞くと
軽く手を振って、駆け足で行ってしまった


雨宮との時間の余韻に
しばらく浸っていた俺は


ふと、疑問に思うことがあった