「ううん…大丈夫だよ それより藤平くん さっき、本当に寝てた? 私の言葉、聞こえなかった?」 雨宮からの質問責めに 少しあせった 「うん、寝てた だから何を言ってたかは覚えてない」 「そっか。それならいいんだけどね」 雨宮がいたずらっぽく笑った ただ、笑うだけなのに 雨宮の笑った顔全てが 愛しかった