「ふっ。まったく……我が息子ながら困ったものだ。まぁ仕方ない。シズマサの処分は無しだ!」


えっ、うそ!?


「優月。」

タケトさん……
「どうなったんですか?」


「もうシズマサも優月も自由なんだよ。…ほら、シズマサのとこ行ってきな。」

「はい!」




私はシズマサに向かって走りそのまま抱きついた


「うわっ……」

勢いが強すぎたのかシズマサはちょっとよろめく

でも私はそんなことを気にする余裕なんてなくて、シズマサに強く抱きついてただただ涙を流した




「優月……」


ぎゅっ

私にまわされたシズマサの腕に安心してまた涙が止まらなかった