「むー」


グイッ

「ひゃあっ……!」


な、なに?

タケトさんと握手をしようと右手を出したらいきなり誰かに引っ張られた…

このデジャヴな感じとこの場所にいる人から考えて、1人しかいないんだけど……


「どうしたの、シズマサ?」

「タケトさんいつまでいんの?王子なんだから忙しいだろ。」

シカト……
もう、いいけどさ……


「ぷくく。まぁ、忙しいっちゃ忙しいけどさ?そこはなんとかなる。なんで、明後日までいまーす。」


「はあ?」


ちょっ、耳元で叫ばないで……


「なんで。」


「んー、シズマサが優月によからぬことをしないように?」


「なっ……!!」

何言うの、この人!?

「何言ってんだ、バカ!!」