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いつもと同じ仕事帰りのこの道…
ただ違うのは隣にあり得ないくらいのイケメンがいること。
「シズマサ、今日は課長にすごい弄られてたね。」
「あいつ…人間のくせにムカつく。」
「あははっ、課長のお気に入りになっちゃったんじゃない?良かったね、課長イケメンだし。……ぷっ。」
「ちっ。人間ってほんとイラつく。」
「まさか私のこと言ってないでしょうね?」
「むしろあんた以外に誰がいるんだ。」
「なっ……!?
…あぁ、分かった。私より課長のほうが良いんだ。うわぁー…まさかシズマサにそっちの趣味があったなんて……さすがにそのカミングアウトはちょっとショックだなぁ……」
「なんのカミングアウトだバカ。」
「バカじゃないわよ!これでも結構偏差値高い大学でてんだから。」
「じゃあ、あれだ。残念な子だ。アホの子なんだ、あんた。」
「なんですってぇええ!?」