さらさらの漆黒のような黒髪
眠たそうだけど大きな目
すっと鼻筋の通った高い鼻
シャープな顎におさまる乾燥知らずな唇
ニキビになんて悩まないんじゃない?ってくらい綺麗な肌
それらを全部おさめてる小さな顔



えっ…なにこれなにこれ。なんかもう憎たらしいよね……



「………なに?」

「なんていうか、人生の不公平さについて考えてた。」

「なんだそれ………」

うん。
深く考えなくていいよ。
ただちょっと羨ましいだけだから。


じー…

「だからなに。」

「なんかさー…悪魔ってみんなそんな綺麗な顔してんの?」


「…は?」


あっ、なんかめっちゃ『なに言ってんだこいつ。』みたいな目で見られてる