やっと指を離してくれた翔さんはもう一度チョコレートに手を入れた。 「翔さんのイジワル」 俯きながら答えるあたしに 「何?柚子は欲しくないわけ?」 またもイジワルに答える。 そんなの、欲しくないわけないじゃない。 「欲しい、翔さん、ちょうだい」 「了解」 クスッと笑うと唇が重ねてきた。 深くて 甘い口づけが。