年上王子様とのアリエナイ××②



それが三橋建設の長女、高澤志保。

しかもつい昨日、柚子の友達になったって。

ったく日本の狭さにはあきれるよ。


「高澤志保。20歳の大学生、か」

「いかがなさいました?」

「いや、別に」

「もしや前回の挨拶の際一目惚れ」

「・・殴ってもいい?」

「失礼しました。冗談です」


深々とお辞儀をする榊。

本当に冗談で言ってるのか?


「柚子が友達になったらしい」

「柚子様が?・・何とも」

「本当に」


ため息しかもう出て来るしかないよな。


ふと思い立った一つの決断。

それが今ではこの通りでもいいのか不安になる。


俺だけ地獄に落ちるならそれでも構わない。


でももし..もし柚子に何かあったら


そう思うとどうしてもいきついてしまうのは最悪の事態。


柚子、君は許してくれるか?


俺がとろうとしている行動を。

やろうとしている事を


君は...どうなんだろうか。