「ゆ、祐くん、ごめ、あたし今」
「大事な話があるんだ」
真剣な表情。
どうすればいいか迷っていたあたしに
「とりあえず話見るだけでもいいんじゃない?」
「・・何で中村さんが?」
「別に・・ただ興味面白そうだから」
そう言いながら先に歩き出した。
「な..なんで中村さんまで着いてくるんですか?」
「言っただろ?面白そうって」
「そんな、大体仕事は・・」
「あぁ~それなら今日休みだから」
絶対に嘘!!今だって思い切りスーツのくせに。
「なぁ柚子この人誰?」
向かいの席に座る祐くんが不振そうな顔であたしを見る。
「あ、この人は」
「俺はこの子の保護者。気にするな」
だから!!気にするってば!
しかも保護者ってそれってもしかして翔さんの事意識してない!?
「もう中村さん、いいですから!!後はあたしが話を聞くので」
「でもこれが原因なんだろ?朝から元気がないのは」
う・・鋭い


