年上王子様とのアリエナイ××②


「ゆ、祐くん、ごめ、あたし今」

「大事な話があるんだ」


真剣な表情。

どうすればいいか迷っていたあたしに


「とりあえず話見るだけでもいいんじゃない?」

「・・何で中村さんが?」

「別に・・ただ興味面白そうだから」


そう言いながら先に歩き出した。




「な..なんで中村さんまで着いてくるんですか?」

「言っただろ?面白そうって」

「そんな、大体仕事は・・」

「あぁ~それなら今日休みだから」



絶対に嘘!!今だって思い切りスーツのくせに。


「なぁ柚子この人誰?」

向かいの席に座る祐くんが不振そうな顔であたしを見る。

「あ、この人は」

「俺はこの子の保護者。気にするな」

だから!!気にするってば!

しかも保護者ってそれってもしかして翔さんの事意識してない!?


「もう中村さん、いいですから!!後はあたしが話を聞くので」

「でもこれが原因なんだろ?朝から元気がないのは」

う・・鋭い